消費税の納税額の計算方法は2通りあります。まずは原則的な計算方法は次のとおりです。
売上に係る消費税 - 経費に係る消費税 = 消費税の納税額
次に簡易課税制度という特例の計算方法です。この特例の計算方法は、「2期前の課税売上が5,000万円以下であり、かつ届出書を提出期限までに提出する」ことが適用する要件になります。計算方法は次のとおりです。
売上に係る消費税 -(売上に係る消費税✖業種ごとのみなし仕入れ率)= 消費税の納税額
特例の計算方法は、「業種ごとに定められたみなし仕入れ率」を使用して計算します。みなし仕入れ率は、例えば「サービス業」なら50%になります。
消費税はなかなか節税のしにくい税金になっています。この2通りの計算方法のどちらが有利になるかをシミュレーションすることはとても大切になります。消費税の納税額が安くなる計算方法を選択して税金の負担を少しでも減らしましょう。